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2021年10月30日土曜日
映画「燃えよ剣」(2020年 東宝)
2021年10月18日月曜日
鹿児島レブナイズについて、改めて思うところ
先日、鹿児島レブナイズファン仲間の友人(愛知出身らしく、シーホース三河ファンでもある)と、アリーナ立川立飛で行われた、アルバルク東京vs信州ブレイブウォーリアーズの試合を観戦してきた。
マークが付いてる状態でも一瞬のすきを突いたり、巧みなクロスオーバーで3ptsを打ってくるあたりは、「やっぱりB3とは違うなぁ」(B3だと、どフリー状態で打つシチュエーションが多い)と舌を巻きつつも、友人との話題の中心は、鹿児島レブナイズだった。
互いに、B1に応援するチームがありつつ(僕は言わずもがなのアルバルカーズ)各々のチームとの距離感について、友人は、うまい事を云っていた
「シーホースは『オレたちのシーホース』、レブナイズは『オレのレブナイズ』って感じ」
なんか、すごく腑に落ちる言葉だった。めっちゃ、わかりみ深すぎ。
それに対し、僕も
「そうだな、確かにアルバルクのバスケはめちゃレベル高いし、面白い。でも、それでも、No.1はレブナイズって事だけは譲れないかな。レブナイズだけは特別だもん」
と。
シーホースやアルバルクは、レブナイズとは比べ物にならないくらいの多くのファンがいる。
一方で、レブナイズは、(コロナ禍前のデータとして)平均でも500人に満たない観客動員数しかない。
というお寒い状況もあるが、少ないからこそ(特にアウェイ戦となると、ほんの数人レベル)選手や関係者からは覚えられやすい。
いっても、ある程度の距離感は持っておかなければならないとは思っているけど。
だから、クラブ代表とか幹部さんとも緊密に関係があり、それゆえに、一方ならぬ親愛の念を持つ…というのも、大いにありなのだろうが・・・
そういう裏事情もあるが、はっきり言って、ほとんどのレブナイズファンと変わった事は何一つないだろうと思っている。
まず第一は、故郷のクラブであるということ。
もし、レブナイズの存在がなかったなら、熊本ヴォルターズ等の他の九州のクラブで代替は利いたかどうかは分からない。
はっきり言って、僕は、鹿児島レブナイズの存在がなければ、そもそも、アルバルク東京とも、群馬クレインサンダーズとも、いやさらなるそもそも論として、バスケットと関わる事はなかっただろうと思う。
さらに突き詰めると、僕は、40歳まで野球以外のスポーツを自発的に観戦に行くという事自体なかった。
2017年1月下旬、大田区総合体育館でのアースフレンズ東京Zvs鹿児島レブナイズの試合を観に行ったことが、この後のすべてにつながっていったのだ。
全く関係なさそうに見えるが、実をいうと、登山すら、鹿児島レブナイズを応援しに行くというセットピースがなければ、出会う事がなかったアクティビティだったのだ。
強さという部分では、昨季も13連敗なんていう事もあったし、B初年度には、現在もBワースト記録として残る7勝53敗(…その後、岩手ビッグブルズも並ぶ。bjには、1勝59敗という記録を残したクラブがあったが)という不名誉な記録もあるし、2体制前の杜撰な経営により、クラブの存続そのものが危ぶまれた時期もあった。
Wiz体制に入り解消に向かいつつあるが、人手不足ゆえの諸々の不手際なども頻発していた。
そういうものも含めて、「オレたちが育ててやらなきゃ」という想いを持たせてくれる。
もちろん、そんな「ダメ」にも、ものすごく素晴らしいチーム文化があるからこそ、後押ししてやりたいという想いを抱かせてくれるのだ。
その筆頭に挙げられるのが、B初年度のキャプテンで、明るいキャラクターでチームを鼓舞する中堅選手の鮫島和人。
昨季は、鮫島俊秀前HC(実父)のシーズン中の途中解任(13連敗に対する引責)で、急遽HCを任されるも、見事にチームを立て直し、終盤の5連勝など、HCとしての手腕の片鱗をみせつけてくれた。
が、まだまだプレーヤーとしての活躍を見たい選手。
キャラクターもさることながら、現キャプテンの川上貴一と共に、レブナイズのチームカルチャーをこの上なく体現する選手である。
アウェイ戦において、試合後にベンチの片付け・清掃を率先して行い、試合後のホーム側の各種セレモニーにも選手全員で参加する等、その姿勢は、ホームチームのファンからも賞賛されている。
鹿児島レブナイズは、元々、鹿児島県教職員バスケットクラブという実業団クラブが前身。
鹿児島という土地柄、教職員には特に躾の厳しさが求められていた。そのカルチャーが、レッドシャークス→レノヴァ→レブナイズと脈々と引き継がれ続けていったものだと思われる。
プロチームとしての勝利を追求していく姿勢も大事だが、「人間力」「躾」を脈々と引き継がせていった鮫島前HCの功績は、勝てるチームにする事は叶わなかったとしても、大いに評価されるべき事であると思う。
この姿勢が、地元はもとより、ビジター先でも評価を受け、バスケットファンに認知されていけば、この先の未来は明るく開けてくるものと僕は信じている。
MAKOTO
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