トレイルランニング、その存在は、結構前から知ってはいたが、その良し悪しは、よくよく分らなかった。
実は、ロードを走るジョギングの道間違いの産物として、1回だけそれらしいことをしてみた事はあったのだが、全然飛ばせないし、そのくせ、めちゃきついし、木の根っこだの岩だのと、足場めっちゃ悪いし、「誰が好き好んでこんなとこ走るんや?」と疑問しかなかった。
それが、よくよく分らない運命のいたずらで、まずは登山に入り込んだ。
登山を重ねているうちに、何度かトレイルランナーを見かけるようになる。
思ったのは、「こんな軽装備で山に入るのか?」ということ。
こちとら、山頂で美味いメシを食い、美味いビールとコーヒーを飲み、運が良ければ眺望を楽しむ為に、10㎏近い装備を背負って山を歩いている。
それを手放して、走るだと?
最初のうちは、理解不能だったな。
だがしかし、鷹ノ巣山でトレイルランナーを見かけた時、「おいマジか?1700m級の山をトレランだと?」と衝撃を受け、ならば自分でもやってみようと、トレランザックをAmazonで購入した。
まずは、うちのすぐ近所の、草花丘陵~長淵丘陵を走ってみた。
なんか、登山とはまた一味違った感覚。景色がまるで飛んでいくような。そして、リズムに乗って踊るような感覚で走る感覚は、ロードランニングではちょっと味わえない感じだ。
気を抜いて走れば、木の根とか岩とかに蹴っ躓いて、コケルくらいならまだいいが、尾根道だったりすれば、滑落しての大けが…下手すりゃ死ぬ。
そういうヤバイものって、めちゃくちゃテンションが上がる。
こういうエクストリーム感、そうそう味わえるものではない。
もちろん、他のハイカーさんとかの迷惑にならない様、配慮は必須。スリルは味わいつつも、間違っても他人を巻き込まない事は大事。
もちろん、自分が痛い思いするのも絶対イヤだから、細心の注意は払います。
山頂でのお楽しみは削ぐ分、下山後にお楽しみはとっておく。
いきなり話は飛んで、昨日、関八州見晴台と顔振峠をランしてきた話。
下りをヒャッホイと走り抜け、ゴール地点の西武池袋線吾野駅を目指す道中に
「Enjoy Agano」というお店を発掘。
写真撮るの忘れてたけど、「うどん」と「ピザ」ののぼりが上がっていることに「およよ?」という感覚を覚え、入店。
トレランって、実は下山がものすごいお楽しみ。
スリルとスピードは、マジ病みつきになりそう(だけど、事故にはくれぐれもご注意を)
で、それを終えた達成感と余韻で食うメシ、飲むビールが、なんと美味いことか!!
そして、できればお風呂も、脚を伸ばせるるお風呂(温泉あればいう事なし)がお勧めです。結構なムチャを身体に強いるので、そのアフターケアは抜かりなく行いましょう。
オレは、下車駅からの通り道にある「フレッシュランド西多摩」でリラックス。40分程度入って、ちょっと早めの夕食摂って(もちろんビールもw)、休憩所で小一時間の仮眠を取り、さらにもうひとっ風呂で帰路へ。
このルーティン、マジ最強。
ストイックさなんて、まるっきりなし。そういうお楽しみがあれば、いくらでも楽しめます。
MAKOTO