仕事が入らない…かつ、スポーツ観戦にも映画鑑賞にも行く予定のない週末は、土曜はサイクリング、日曜はハイキングor登山という取り決めを自らに定めている。
自分の「ホームコース」的なコースを…「頭文字D」に例えて言えば、藤原拓海の秋名峠みたいな、高橋兄弟の赤城山みたいな…ざっくり言えば、「練習コース」を持っておくべきだろうというのがあって。
で、ヒルクライムリストとか、その他諸々のサイトを参考に作ったのが、こちらのコース
こちらは最新版で、実際はとんでもないトンチキなルートを組んでしまっていたわけですが…
どこがどうトンチキだったか、これから説明します。
朝から、天気はいまひとつな武州羽村。
朝8時起床と、僕にしてはえらくゆっくりな朝。
特に理由はありません。午前2時まで起きてて、せっかくの休みだし、特に予定組んでないしってわけで、ゆっくりになりました。
こうなると、このマダオには、歯止めが利きませんw
朝食は、どういうわけかの10時30分w
中途半端にもほどがある時間www
ネットをダラ見したり、
電子書籍で
「ヤマノススメ」
を読み耽ったり、
大学ラグビーで、早稲田が東海にフルボッコにされてる事におったまげたり
あ、フロントタイヤがパンクしとるんや、オレのセンチュリオン君(;´∀`)
接地面は、まだまだコンパウンドがガッツリ残ってんのに、コンパウンド残ってるその境界線の外から、ワイヤーが刺さってしまったようで…
ワイヤーが出たタイヤで公道走るのは、マジやめてください。ただでさえ、バーストの危険を孕んで走る上に、こんな感じで、僕らサイクリストにまで、そのとばっちりが来るんです。
その前に、路肩走るの止めろって話なんですけどね。道が混んでたら、イヤでも、路肩によってクルマに先行させなきゃいけないし、なかなか難しいところです。
あ、いや、歩道なんざぁ、よっぽとのことがなきゃ走りませんから。
だってぇ、あっぶねぇんだもん(;´Д`)
そんなこんなで、13時45分くらいになって、ようやく出発。
どんだけマダオ?www
最初の峠・七曲り峠までに、だいたい20分を要す。
疲れなのかな?
なんか、いつになくペダルが重く感じる。
このあたりは、そうそう通ることはなく、せいぜい、五日市方面からの帰り道で、近所のCOPIOの前を素通りするくらい。
橋を渡ると、ほどなく最初の峠・七曲り峠がやってくる。
勾配は、まあそこそこあるが、距離は、えらい短い。
それでも、振り返ると、けっこう高くまで行ってる事に驚く。
お手軽に、峠を上った感覚を味わうには、うってつけといえるかも。
で、最初の峠は、開始10分あるかないかで早々に登り切る。
あ、そういえば、何かの標があるっていったたっけか?
まあそれはそれでいいとして、その次が、アカンかった。
東京サマーランドの南側を通る道に設定されていたのだが、これが、見事なまでの
登山道w
待て待て、登山は明日だろうがwww
行きがけの駄賃なんで、ピークを抑えてきた。ていうか、オレの持ってる地図だと、ここはエリア外だった😞
サバゲーフィールドを横切り、道も、「ホントにここ道か?」みたいな荒れたオフロード。クマ出てきても何ら不思議はない、鬱蒼とした森だった。
てか、泥でクロスバイクががっつり汚れたのがなぁ…MTBだったら、それなりに楽しめたのかもしれないけど、ロードレーサーオーナー連れてってたら、間違いなく一発殴られましたな、このコースだと(;´Д`)
で、ようやく山田通りに出て、圏央道西八王子IC付近を過ぎ、次なるピークは、戸沢峠。
なだらかに登り、案外あっという間にピークに達します。
登り慣れた人だと、「こんなん平地だぜ」と嘯くとか。そこまでの健脚、僕にも欲しいです😏
眺望もなにもありませんので、ラスボス挑む前の軽い肩慣らし程度かな。
そして、自転車は陣場街道へ進みます。
熊野宮という神社らしいです。
こちらのブログに、概要がなんとなく書いてあるので、ご興味ある方はご一読を。
宮司さんが常駐している雰囲気はなく、それでいて、古びているものの綺麗に保存されている神楽殿があったりして。
そこで、何をしたかって?
メシでさぁw
「御神域でメシとは、何たる不届き者」
と怒られるかもしれませんが、バカ言っちゃなりませんぜ旦那、メシを食うということもまた、その作物を作られた方々への感謝の誠を伝える、れっきとした神事じゃござぁせんかい?
それに、神社とは、神と人々とを繋ぐ場所。
なんてウンチクは置いといて、もちろん、ゴミは残さず、遅すぎる昼としたのでした。その時、時刻は15時40分。遅すぎw
ここらで入れておかなかれば、ハンガーノックを起こしたことでしょう。現に、スパルタンな峠が、この後お待ちかねでした。
まずは小津坂峠。
ヒルクライムリストの概要はこんな感じで
ピークを越えてから、妙なデジャヴ感。
そうだここ、和田峠行った時に通ったんだ‼
その時の僕のブログ
名前に上がってなかった。そもそも、戸沢峠は標識あったから気づいたけど、なぁんとなく、薄々と「よくは知らんが、名のある峠に違いない」とは思っていた。
ああそうですかい、ヒルクライムリストさんには、ここは入門レベルなんですね、ええ、どうせオレは弱味噌ですよーだ😕
ここに関しては、短いながらも傾斜がきつく、峠のなんたるかを知るにはちょうどいいのかもしれません…と結論づけておきます。
左折すると和田峠に至る分岐を直進し、「いつか見てやがれ、和田峠」と思いつつ、このルートのメインイベントともいえる入山峠を目指す。
午後4時ちょい過ぎ、山にもガスがかかり始める。天気持ってくれるだろうか?
入山峠の概要はこちら
2019年のTyphoon Hagibis(台風19号)の影響で、五日市側は通行止めに。
訪れたのは土曜日だったので、特に工事とかはやっていませんでしたが、平日だと、おそらくは工事していて邪魔になると思うので、平日の立ち入りは厳に謹んでいただきたく思います。
我々サイクリスト、「公道を使わせていただいている」という意識を忘れてはいけません。
なんて戒めを持ちつつ、通行止めのゲートをすり抜け、いざ尋常に勝負。
前情報にあったとおり、あちこちに落石が。下手に踏んづけてパンクor落車という事もあるようなので、通過はどうぞ慎重に。
まあ、それなりにはキツイ。だが、箱根峠や和田峠のような、エグい傾斜もそんなにはなく、途中、登ってきた道を見返すと、「おお、こんなに登ってきたのか」という、軽い達成感は味わえる。
来た道をふと振り返る。
考えてみれば、僕の人生においては、「禁忌」としてきた事でした。「過去を振り返りだしたら、それは老いの始まりだ」っていう考えがあったので。
峠道においての振り返りは、それは、「肯定」以外にありえませんから。
良かったことだけ思い出して、やけに年老いた気持ちになる
ミスチルの「くるみ」という楽曲に、そういう一節があるんですけど。
ピークを過ぎ去ったという諦念があって、そういう気持ちになるものなのかな?
だが冗談じゃない。こちとら、まだ登ってる最中だ。
なんて自問自答をしながら、ただひたすら登っていると、事前情報にあったとおり、トンネルを通過すると、そこから先は尾根道になっており、そこには絶景が
のはずが、言ったでしょ?ガスがかかってるって😒
尾根道は、傾斜という傾斜がほぼなく、それどころか、所々下りもあったりして、ピークが近づいたあたりに、ちょっとした傾斜が出てきて
と、
平地をイケイケドンドンで進み、そこに待ち受ける孔明の罠。
それは、「ギアシフト下げ忘れの計」
あ、ヤバいと気づくと、脚を削られてしまう、恐ろしき孔明の罠だ(いや、オレが迂闊なだけだろw)
で、そんな孔明の罠をくぐり抜け
嬉しさ余り、すぐさまインスタストーリーにUPするw
しかし、ホントの恐怖は下りにあり。
通行止めにされてるという事を忘れてはならない。
ところどころ、落石やら土砂やらが道を覆い、非常に危険。いつものように、
「タリラリランのコニャニャチワ」走法をしてれば、確実に事故ります。
実際、「これはクルマはムリだよね」というような箇所もありました。
何度も言いますが、ここは危険です。行くか行かぬかは、自己責任で。
採石場だかセメント工場だか、そんな感じのところまで抜ければ、あとは比較的安全。住宅地を走るので、それ相応の注意はお忘れなく。
で、小中野交差点を抜ければ、そこは市街地
に出てきたのを待ち受けていたかの如く、雨☂
先週の山梨でのしくじりもあり、すぐにカッパ着用を選択。
で、小峰峠は今回はパス。雨の峠は危ないからね。
そして、自宅に帰り着いたのは18時。
次回は、基本手ぶらで行けるな。行動食と水だけ準備しておけば、問題なし。
あ、持ち物についても、何かの折にお話しましょうか。
MAKOTO