2020年12月2日水曜日

「Qアノン」シンパが何故日本に?


 Qアノン(Wikipedia)




先日、ジョー・バイデン元副大統領(民主党)が当選した…はずなのに、今なお、すったもんだの止まらないアメリカ大統領選挙。




「不正選挙だ」と、ヅラ…じゃなくって、ドナルド・ヅランプ…でもなく、ドナルド・トランプ大統領(共和党)が騒ぎ立てるもんだから、どういうわけだか、いまだ、バイデン氏を「次期大統領」と報じるメディアがないという異常事態なアメリカ。



で、どういうわけかは知らないが、いまだ、私のFBやTwitterのTLには、ヅラ…もとい、トランプ氏支持者の投稿やツイートが止まらない。


“媚中・嫌日”バイデン政権で日本に重大危機! 中国軍が台湾対岸に集結情報、尖閣防衛放棄の密約疑惑も 米大統領選“全舞台裏”


こういう「フェイクニュース」が、よりによって、産経新聞社の息のかかったサイトから(いかにタブロイド紙とはいえ)発信されるのだから、どうしたもんかと思う。


バイデン氏が「媚中・嫌日」というのは、事実無根も甚だしい。

現に、菅首相との電話会談で、尖閣諸島問題に明確に言及している。いや、むしろ、対中政策は、トランプ氏よりも強硬であるとさえ取り沙汰されている(根拠はよく知らんが、どっかで聞いた)


ていうか、そもそも、中国の増長に一番手を貸してきたのは、アメリカ資本の対中投資を完全放置し続けていた共和党ブッシュ政権に他ならないのではないか?

天安門事件に圧力らしい圧力をかけられなかった民主党クリントン政権も、全く無罪だとは言わないが。


アメリカという国は、度々、こんな矛盾を繰り返している。


サダム・フセインも、オサマ・ビンラディンも、「アメリカが育てた」といっても過言じゃないほど、彼らの増長に手を貸した。



要するに、共和党政権だろうと民主党政権だろうと、対中政策にさほど差は生じないだろうってこと。

どんなにアメリカが中国に吠えてたって、実際のとこ、アメリカの首根っこ(諸々のサプライチェーン等)を中国に握られてる事には変わりがないし、日本が中国に堕ちたら、自分らがヤバイって事に気づかぬほど、民主党政権もバカではない(日本の民主党は救いようのないバカだったけど)


というバックグラウンドも理解できないほど、「フェイクニュース」に踊らされているのが、この国のQアノンシンパなのだと思う。


そうそう、そもそも、この日本にとっても一銭の得にもなりはしない「America 1st」の主張を前面に出すトランプ氏を、なぜ支持してるのか?



その正体は、おそらくは在特会関係者、もしくは、そのシンパなのではないかと思われる。



要するに、「他民族との融合など糞喰らえ」と考える、「民族第一主義者」という面において、トランプ氏とのシンパシーを持っているのではないかと思われる。


トランプ氏もまた、大統領職という立場上、あまり露骨には現わさないが、「白人至上主義」である事は、ほぼ疑いの余地はない。



なので、「自国至上主義は世界の潮流ぞ」と旗印を立て、自らの活動を(要するに、新大久保デモをはじめとした排外デモ活動等)より正当化させたいという思惑が、Qアノンシンパにはあるのだと推測する。



あくまで推測は推測だけど、そういう線が濃いような気がしている。





MAKOTO

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